2021年2月20日土曜日

ワクチン接種の準備不足と準備過剰

ファイザーは自社ワクチンの保存温度は-25°C to -15°Cでもよいというデータを得て米国のFDAに提出したという。ファイザーもモデルナもワクチンの成分はmRNAで同じである。モデルナは-20°C保存だったので、なぜファイザーのワクチンは超低温での保存が必要なのかと思っていた。mRNAと脂質のナノ粒子という組成であれば、-80℃でなければいけないというのは考えにくかった。

 
ファイザーのワクチンは-80℃保存といわれて、日本ではフリーザーの製造3社が急いで1万台を増産して、もうすぐ全国各地に配備されるところだという。

ワクチンはドライアイスを満たした保冷箱で到着する。そのままでも数日は温度が保たれるので日本各地に輸送するまでは問題ない。その後はドライアイスを補充すれば良いわけでディープフリーザーは必要ない。おそらく2週間以内には使い切るだろうからドライアイスだけで十分だろう。

注射器のトラブルは明らかな準備不足だったが、フリーザーは過剰な対応になってしまった。初めてことだがら仕方ないとも言える。

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