2022年5月7日土曜日

英国における後遺症の統計

日本の新型コロナ感染者数はようやく全国的に減少してきました。死亡者数の減少は続いています。オミクロンのBA.1からBA.2に置き換わっていて、次にはBA.3とBA.4が入ってくるでしょう。これらは感染力が強くなっている変異ですが、病原性が強くなっている可能性があります。3回のワクチン接種に重症化予防効果はあるようです。マスクの着用をやめるとすぐに感染が広がるでしょう。 正しい感染対策の継続が必要です。マスクを着用しなくてよいという方針は完全に誤っています。

問題は後遺症です。どのような割合で後遺症が残るかの数値の様々な報告がありましたが、英国の今年の3月の統計結果を紹介します。

コロナに感染して4週間後でも症状があると報告した人は英国の人口の2.8%で、昨年から徐々に増えています。今年の3月の時点で感染した人に、日常生活に影響があるかを尋ねたところ、32.6%が全くない、48.1%が少しある、19.3%が大いにあるという答えでした。

この数字を見てもウイルスとの共生はできません。感染を避けることが必要です。

 ワクチン接種によって後遺症が軽くなるという報告がありますが、無くなるわけではありません。