2019年3月14日木曜日

バックパックを開けられて財布を盗まれそうになる

リスボンに来て2週間ほど経った。研究所に来るにはトラムを降りて鉄道の線路と車道を跨ぐ歩道橋を歩いてくる。今日の朝、歩道橋を歩いているとわずかに後ろに引っ張られるのを感じて後ろを振り返ると杖をついた若い女性と二人の人がいた。もう一度振り返って見て、歩道橋を降りてバックパックを見るとやはり大きく開いていたが盗まれたものはなかった。

私が歩道橋の階段を登り始めた時には誰も続いて登ろうとしている人はいなかったので、私が登るのを見て走ってつけてきたのだろう。歩道橋の上は車や電車の騒音が激しい。バックパックを開けて財布を盗んで戻る計画だったに違いない。杖をついていたが演技だろう。歩道橋を降りた海側はベレンの塔という観光名所だから観光客狙いだ。観光地はこのようなことが多いのでバックパックのジッパーの取っ手をクリップで留めておくことを時々していたが、早朝の通勤時は不覚だった。朝の9時から活動しているとは!バックパックの底に財布をいれるようにしているので被害はなかった。ネットを見るとリスボンで日本人がパスポートとカード入りの財布を盗まれたとかが多いです。
バックパックは常に前か横に持つようにします。


在ポルトガル日本大使館の海外安全対策情報にも以下の注意が書いてあります。
 
「不測の事態に備え,常に周囲の状況を注視してください。背後から必要以上に接近する人組等には特に注意が必要です」