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2021年2月19日金曜日

日本の男女不平等の”中世的”現実を世界に知らせる

 

 

このBBCのインスタの記事に5.8万の人が驚いていて、3649人が下記のようなコメントを書いています。日本は先進国だと思っていた人々が驚きを持って正しい認識をする効果が自民党幹事長の発言にあったわけだ。

What era does that country live in? Middle Age?? 
Stone aged mentality! 

Literally like this everywhere in Japan. Run by old men with no ideas and a fear of women having any.  

How generous! 

Respect their culture. Don't push Western liberal BLM views on Asia.  

And I always thought of Japan as advanced country 

Shutting off 1/2 of the brain power of your nation is not intelligent, it’s suicidal. Women have brains too.

2021年2月16日火曜日

旧東ドイツに学ぶ男女平等

以前は東ドイツ(DDR)だったマグデブルクに3年前に滞在していた時に学んだことのひとつは、東ドイツでは男女平等が西ドイツよりも幅広く実現されていたことです。ドイツで初の女性首相となったメルケルは東ドイツ出身の物理学者であったことが象徴的です。東は経済的に豊かでなく監視下で不自由な生活をしていたという印象を抱いていた私には新鮮な発見でした。

ネットで調べると東ドイツの男女平等に関する多くの記事が見つかります。今回「あごら」117号(1987)に掲載されていた「フェミニズム運動のない国 東ドイツの女たち専業主婦のいない国 医療も完全平等」を見つけて読みました。東ドイツから、議会議員と看護婦の方が来日して日本の女性団体の集まりで講演した内容を読むことができます。以下にその抜粋を掲載します。


(フェミニズム運動のない国 東ドイツ - 国立女性教育会館 でググるとPDFのサイトが出ます)

1949年に発効した私たちの最初の憲法は、男女は法の下において平等であると規定し、これに反する法律はすべて無効としました。

DDRの最初の憲法で原理として最重要視したのは、入閣の自由と権利の保障でした。その内容は、男女だけでなく、階層や宗教による差別をいっさいなくすことであり、少数民族の差別の撤廃も目指しました。

この問題の解決にあたって、私たちの国家と党は、三つの重要な原則から出発しました。

1 女性問題は、社会全体の発展の諸問題を解決することによってのみ解決することができる。
2 女性の解放をめぐる闘いの鉾先を男性に向けることはできないし、向けてはならない。なぜなら、それは男性の責任ではなく、旧来の社会体制の責任だから。
3 女性に対する援助は、特権を与えることではなく、母性に関係した社会的不利益をなくすためにある。

しかし私たちのDDRでも、女性のために多くの資金が投入されている反面、莫大な軍事費支出を余犠なくされています。私たちは軍事費を一マルクでも減少させ、その分、社会福祉に役立てたいと考えています。我が国の最大の使命は、ドイツの地から二度と戦争を起こさないということです。


このような出発があった結果として、東ドイツでは、1989年時点で現役世代の女性の91%が働いていたそうです。子供を預ける保育園は無料でした。統一後に西では東に倣って保育所が整備されたそうです。今でも、私たちは昔の東ドイツから学ぶことができると思うのです。東における男女同権は、労働力を上げるためであったという動機があったのですが。

2021年2月11日木曜日

ジェンダー格差の問題を考える

今回の差別発言を報じた欧米の新聞のタイトルです。


Meetings with women 'take so much time,' says Japan Olympics chief
Tokyo Olympics Chief Suggests Limits for Women at Meetings
Tokyo Olympics chief sparks sexism row after ‘annoying’ women remark
Tokyo 2020 president sparks backlash after suggesting women talk too much in meetings
Tokyo Olympics president Yoshiro Mori causes stir with sexist complaint


このように世界的に話題となりましたが、当人は発言を撤回、謝罪したそうで、ほとぼりが冷めるのを待つのかと思いましたが辞任するようです。日本は変わるのでしょうか?若手の女性がなれば希望はあったでしょうか?簡単には変わらないと思います。


森さんも自分の正直な発言の何が問題なのかもちゃんと理解できていないかもしれません。そもそも問題の委員会が意見を出して議論して決める場ではなく、既に根回されたことを形式的に承認するだけだったかもしれません。そのような場での女性の意見は邪魔でしかなかったでしょう。

この問題は森さん個人の問題だけではなく、深刻な男女不平等が蔓延る日本の問題です。日本の男女平等についての世界ランキングは下から数えるとすぐに出てきます。その世界経済フォーラム(WEF)の報告資料をざっと読んでみました。とてもよく出来た文書で、日本の状況の深刻さがわかりました(Global Gender Gap Report 2020)。国ごとの評価も書いてあり日本は改善があまり見られないという指摘は痛いですね。

今回の森発言はWEFのランキングからすれば驚く発言ではないでしょう。政治家から「女性に参政権を与えたのが最大の失敗だった」という発言が出てくる国です。その世代の多くの政治家の考えを改めさせるのはまず無理だと思います。問題は若い世代が古い日本の考えからどれほど自由になっているかです。

今回の騒動は、男女不平等の日本の深刻な現実を明るみにしたという意義があります。日本は男女平等の現状を変革して行くには長期の計画が必要でしょう。そして、足元からの行動が必要ですね。我が家ではほとんどの家事を平等に負担しています。