2020年11月13日金曜日

言い逃れる言い方 第3波

2020.11.12
日本医師会「第3波と考えてもよいのではないか」
加藤勝信官房長官「政府は具体的な定義を定めているわけではない」


10月末の北海道の感染者数の上昇率を見ていると、このまま増加して第3波になることが予想された。同様の傾向は大阪や愛知でも見られていたので全国的に広がっていくと思われた。実際、11月に入ってからもその傾向は続いたので第3の波が来ているのは明白である。

政府は「11月以降、増加傾向が強まっている」と述べているが、それは第3波とは言えないという主張だ。政府が具体的な定義を定めているわけではないという主張の裏は、定義を決めてそれに当てはめて言うべきであるという考えだろうか。もし定義するならば統計的な検定値が必要で簡単にもっと早期にできる。専門家委員会で定義して、そのデータを元にして国民に注意勧告してほしい。

問題は、政府がこの数ヶ月の間、感染を広げる可能性が高いGOTOキャンペーンなどを推進してきたので、それが感染者の増加を引き起こしたのではないかという検証が必要である。GOTOで北海道へいつ何名が行ったかのデータは集計できるので、そこから数理モデルで考えることはできるはずだ。モデルを立てるまでもないが....

数理モデルによる予測は、西浦先生だけでなく日本にいる多く数理生物の研究者もできるので、共同で取り組んでほしいものです。

 

2020.11.18 追加

昨日、Googleが日本の感染者、死亡者の予測を公開しました。日本にも予測できる研究者が多いのですが、西浦先生が非難されてからだれも公開しなくなったのは残念です。

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