英国、デンマーク、スペイン、フィンランド、フランスでは、国によってやり方が異なるが、新型コロナの規制を解除する。これらの国ではワクチンの3回目接種が40%を超えている。ドイツも超えているが、少し慎重のようだ。日本がそれに倣うのはまだ早い。完全な規制撤廃で感染者の減少がどのようなカーブを描くかはわからない。もし上手くいけば、一時的でも制限を撤廃することは、次の変異ウイルスの出現に備えるための準備になるだろう。
日本では昨年の10〜12月の3ヶ月は感染が抑えられていた。欧州の規制撤廃がどれだけ継続できるかはわからない。新たな変異がすぐに生じなければワクチンの効果は半年ほどはあるだろう。
ただ、これで終わりではないだろう。ブースター接種による免疫も徐々に低下するので重症化予防効果も失われていく。次の感染の大きな波が生じないようにする対策が必要ではないか。新たな変異ウイルスに対しても有効な万能ワクチンの開発にはあと数年かかるという。
もう一つ理解しておく必要があるのは、新型コロナに対しては集団免疫は成立しないことである。自然に感染してできる免疫は弱くて、次の感染を防ぐことはできない。
ワクチンの3回目接種の進行状況 日本はなぜこれほど遅いのか? |
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