2010年10月5日火曜日

アカデミック・ハラスメント

FD(Faculty Development)という教員向けの講演・勉強会が10年ほど前から行われています。出席を取られます!今日はアカハラについてでした。アカデミック・ハラスメントは和製英語だそうです。

具体的な事例の紹介もありました。夜遅くとか日曜日まで働くことを強要されるとか、修士の人の研究成果をドクターの人の成果として発表するように言われたが拒否したらいじめにあったとか、進路変更に印鑑を押さなかったとかいろいろです。講座内の教員の人間関係のごたごたに巻き込まれるというのも。

九大の院生へのアンケートでは20%強の方がアカハラを受けたと回答しているそうです。他大学出身者は教員との関係が問題になることが多いとありましたが、どうなんでしょうか。

教員が昔過ごした研究生活のやり方を再現するのは諦めないといけませんね。大学院の定員が増えすぎたことなど時代的な問題もあります。最近の学生は「上手に効率よく教えられることに慣れている」というポイントが意外でした。

最後に話されたコミュニケーションについての5つの注意は他の場面でも大事だと思いました。

1. 一方的でなく、双方向のやり取りを大事にする。
2. 初めから伝えたいことをすべてを話してしまわない。
3. 話し方に注意する。
4. 正論を語るときは気をつける。
5. 言葉と、話し手の気持ちを区別して聴く。

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