2010年9月28日火曜日

TAの心得

teaching assistantが日本でも導入されたのは何年前からか忘れましたが、その心得とか役割が確立されていないように思います。TA予算が先にあり院生に支払っておこうかという感じがします。全学共通教育の学生実験や学部での実習にTAが配置されます。私のラボでは、SSHやESSP(未来の科学者育成講座)のように高校生の実験にもTAの働きがあります。ここでは本来の意味を考えるという立場で原則的なことを書きます。金額は確かに少ないですが、、

1. 勤務時間
実習のTAの学生がずっと座って内職をしていることがありますが、 実習におけるTAの役割は見張りだけでないので、勤務期間中は働いているという自覚をもって勤務に集中してほしいです。回りながら指導、助言できることは多くあります。

2. 実験内容
自分で行ったことがない実験でなければ上手く指導できません。どのような実験でも注意すべき重要なポイントがありますので、適切な助言を与えるためには実験の操作の理解が要ります。

3. とっさの判断
簡単に思われる操作でも初心者には難しいです。トラブルを未然に防ぐために事前の指示、デモンストレーションを丁寧に行い、さらに実際の作業を見ていてアドバイスすることが求められます。

4. TAの役割で私が大切だと思うのは、先輩として学問の楽しさと難しさを伝えることだと思います。

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