2010年9月22日水曜日

学術集会さまざま(2)

5月にボンで参加した集まりはとてもよかった。まず、参加人数が30名ほどでほとんどの人と話をすることができた。さらに、テーマが「昆虫における栄養とホメオスタシス」と、まだ確立されていない新しい領域で、普段はあまり会えない研究者とも話ができた。学会という組織は一度できたらなかなか解散できないし、毎年、学会を開催しなければならない。分子生物学会のように栄えている学会では演題数も増える一方だ。有名な演者のシンポジウム講演の時など、後ろに聴衆があふれての前の床に座っていることがある。質問者はマイクの前に並んで待っていて、質疑応答がなされている。福岡で開催された時はドームのグラウンドがポスター発表の会場だった。しかし、分子生物は巨大になりすぎている。会場も横浜か神戸が多くなり、町も混雑する。会場で誰かに会っても二度と会うことはない。

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