2022年4月22日金曜日

long-COVID 脳の後遺症

世界が「withコロナ」に向かって動き始めている。「コロナを終わりにしないと日本に未来はない」という声があがっています。

欧米の多くの国ではほとんどの感染対策を無くしているのに、なぜ日本はできないのか。 テレビに出てくるウクライナやポーランドの映像ではだれもマスクしていないじゃないかと。

 確かに、経済活動にしても、旅行、観光にしてもこのままでは良くないし、対面での交流を回復したいと誰もが願っている。もう限界だと思っている。

問題は過剰な怖れを人々が抱いていることと、正しい感染対策が行われていないことである。例えば、多数の人が歩いている場所でなければ外を歩く時にマスクは必要でない。対策でもっとも重要なのは換気である。人が集まる場所での換気設備の導入にお金を使うべきあり、そのことを行った国もある。

そして、終わりにできない重要な問題がある。withコロナでは一定の人々の後遺症という健康被害が生じ続ける危険性がある。その治療法はまだわからない。

脳の容積をスキャンで調べた最近の論文の日本語の雑誌解説記事は客観的なデータだ。わたしたちの脳の容積は加齢と共に年に少しづつ減少している。ところが、新型コロナに感染した人を調べると0.1%から2%も減少していた。その変化が脳に機能にどれだけ影響するかであるが、確かに調べてみると差がある。

このデータはデルタ変異についてでオミクロンについてはまだわからない。オミクロンでもデルタのように味覚や嗅覚障害の報告が少ないもののあるので、脳への影響も無視できないだろう。

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