2021年5月4日火曜日

「お札のウイルス1週間生存」西村大臣、手洗い呼びかけ

この記事を読んだ人は、やはりコロナは接触感染するのだと思うでしょう。

マスコミは誤っている言説をそのまま報道してはいけない。誤ったことを報道してしまうのは、この件について科学的な判断ができる人がマスコミの内部にいないからではないか。内部にいないなら複数の専門家に訊いてほしい。

さらに誤った報道をしたとわかった場合には訂正記事を出すべきである。 そのような対応を見たことがない。

そもそも政治家が証拠も述べないで恐怖心を煽ることが誤っている。政治家が感染対策について述べることには非科学的なことがあるので注意したほうがよい。日本では今の政治家に正しい感染対策を求めることができない。

 

 「新型コロナの感染経路は空気感染によるもので接触感染の可能性は少ない」というのがこれまでの論文、データから得られる結論である。米国のCDCの4月5日改訂の報告では、接触感染の可能性は、1万分の1以下という数字を書いている。


紙の上で
新型コロナウイルスがどれだけの間、感染力を持っているかを調べた論文は多くある。1日後にはほとんど無くなっているという論文が多い。問題はどのような方法で生存を確認したかである。RNAの存在だけを調べた研究もあるが、RNAが残っていても活性があるとは限らない。

もう一つは疫学的な視点である。もし、紙幣やコインがコロナの感染源になっているならば、それらに触れる機会が多い人に感染者が出るはずである。そのようは報告はないのではないか。
 

手洗いは推奨されるが、多くのデータから考えると接触感染による新型コロナ感染は非常に起こりにくいと考えられる。

ただし、幼児は接触感染がおきる可能性がある行動をいつもしている。 しかし、幼児は新型コロナに感染しても無症状か軽い症状であるという。もちろん例外はある。

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