2017年4月28日金曜日

Berlin

ペンションがある建物のの入り口
今回のドイツ行きがパリ便になったのはフランクフルト着の便は安いチケットがなかったからである。1日余裕ができたのでベルリンに寄ることにした。JALパリ便の新しい機体は快適だった。オーバーブッキングのためにアップグレードしてもらったプレミアムエコノミーのヘッドフォンはノイズキャンセリングで、窓は電子式の色フィルター、トイレはウオッシュレットとなっていた。機内ではついこの間に観た「この世界の片隅に」を再び。2回観ると見逃していたところも見えてきてよかった。次「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」。5歳の時にインドで迷子になってオーストラリアで養子となった人が大人になって、google earthでインド住んでいた家を探し出すという実話による映画だった。インドの風景が懐かしかった。インドでは年間8万人の子供が孤児になるという。

シャルル・ドゴール空港、入国審査が長蛇の列で40分ほどを要した。これはパリで初めて。ターミナル1に移動して、ルフトハンザのカウンターでチェックインしようとしたら、germanwingだと言われる。確かにe-ticketをよく見るとgermanwingの文字があった!ルフトハンザのサイトで予約したのにフライトはgermanwingで発券はeurowingだった。ANAのサイトでPeachのチケットを買うようなことになっているようだ。食事は出ないだろうと思っていたが、小さなサンドイッチが出た。


Germanwingは2年前に副操縦士の自殺行為で飛行機を墜落させた航空会社なので、それと知っていたら乗らなかったかもしれない。チェクインも時間がかかり、さらに搭乗口が狭くて半数以上の人が立っているというのも格安航空だからということか。乗り継ぎの時間の余裕をとっておいてよかった。  

朝食!パンがたくさん!ハム、チーズのお皿の真ん中には食用ホウズキ
ヨーグルト、果物、シリアル
夜10時過ぎ。ベルリンのテゲール空港から乗ったタクシーの運転手がとても親切な方で、ずっと世間話をしていて(奥さんはポーランド人で子供は3人とかいろいろ,,,、着いたら荷物を持って宿泊するペンションに入るのを手伝ってくれた。建物の呼び鈴を押してドアのロックを外してもらってエレベータで3階に行ってという手順だった。一人だったら少し迷ったにちがいない。 

宿泊したのはホテルではなくペンションで古い建物だった。おじさんが出てきて、3本の鍵の使い方などを丁寧に説明してくれた。バスルームは共用だったが綺麗で問題なかった。時差ぼけで断片的な睡眠だった。朝食の部屋は古風でとても雰囲気がよい。食事の準備をしてくれるおばさんはとてもやさしい。15部屋ほどがあるようだ

ホロコーストを現したオブジェ

朝から雨。Google mapを頼りに地下鉄で移動し10時にユダヤ博物館に入る。ダニエル・リベスキンドという「建築しない建築家」の設計案が初めて採用されたという建物でとても斬新で理論的だった。日本語の音声がガイドを借りて回る。音声ガイドの項目が100以上あって、和訳もよくて詳細な説明が聴ける。




ヨーロッパでのユダヤ人の長い歴史を学ぶ。ユダヤ人に対する迫害は十字軍の時代から、ペストの時もあったこと、複雑な宗教、社会政治事情を詳しく学ぶことができた。多くの人たちが来ていて、学校の生徒たちも集団で説明を聴いている姿が印象的だった。歴史を学ぶことができる博物館である。このような博物館を建てるドイツはすごい。10時に入ったが出てきたのは2時過ぎだった。ペンションの近くにもどって、白ビールで一息入れて、一仕事をする。論文の査読をしなければならなかった。 

後部にはパイプオルガン 演奏もあった



 

夕方にペンションに戻り、周囲を散策しKaiser-Wilhelm記念教会でのコンサートに行った。隣の古い教会は戦争の時に破壊されたままで残っている。新しい教会は、全面が小さなステンドグラスの窓になっていて、正面に金色の大きなイエス像が掛かっている現代的で美しい教会だった。ベルリンフィルのメンバーによる演奏で、観光客向けのプログラムだったが美しいバイオリンの演奏と独唱だった。



コンサートの後で夕食の場所を探し、とてもよいドイツ料理の店を見つけて、ビールとアイスバインで夕食にした。メインの通りから入った場所という選択がよかった。

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