10月22日の昼にHello Kitty Jetで福岡空港からから台北の桃園空港へ飛んだ。福岡から直接出国できるのは便利だ。今回、高雄で開催される学会は、韓国、日本、台湾の大学の理学部の交流を目的としているようだが、私が言われたのは院生を連れて行って英語で発表をさせればよいことだけだった。結果的には、私自身も発表をして、いろんな人に会えて台北でセミナーもできて、よい出張となった。
時差が1時間あって、2時間ほどで桃園空港に到着、入国審査もスルーだった。ATMで適当に台湾ドルをおろしてバスで新幹線の駅に移動。バスの中の雰囲気から異国だった。桃園駅の窓口で左営までの切符を購入。
台湾高速鉄道は日本の新幹線を導入したものだから新幹線とほとんど同じだった。高雄の手前の左営までの路線である。(高雄駅では工事が行われていて、もうすぐ高速鉄道の終点は高雄になるらしい。)新幹線を降りて在来線で高雄に行こうとして自販機で切符を買おうとして迷っていたら「複雑だから窓口で買った方がいいですよ」と親切に日本語で教えてくれた台湾の方がいた。
改札を通るとその方がいてホームまで案内してくれて、この列車に乗るといいよと教えてくれた。何をしに来たかとか、住んでいるところとかしばらく雑談し ていた。昔、仕事で日本に来ていたそうで、日本語がとても流暢だった。高雄で下車するとタクシー乗り場まで案内してくれて、家がホテルの近くだから一緒に 行きましょうと誘ってくれた。ホテルで降りて周辺のことを説明してくれた。このような親切な人に会うことができてほんとに幸せだった。
夕食はホテルの近くのたぶん少し高級な中華料理店を見つけて入る。英語、日本語が全く通じなかったけど、店の人のお勧めの美味しいお料理を楽しんできた。物価はだいたい日本の1/3ほどの感覚である。
台湾の方に夕食は家で料理しますかって尋ねたら「時々ね、週末にスーパーで買ってきた食材があるときにね。いつもは安い食堂で食べてる」ということでした。ただ、別の人に聞いたら学生は家で食べることが多いと言っていた。
孫文が設立
中庭のカフェ
翌朝8時にホテルからバスで会場の大学に移動した。国立中山大学は、海沿いの山の麓にある美しいキャンパスだった。山にトンネルがあって地下鉄の駅から歩いていく場合はそこを通る。 ある国際的なランキングによると国立中山大学は九大より上だった。この大学は孫文が設立し、中庭の中央のドームにブロンズ像があった。
今回が2回目だというこの学会に参加してみて感じたのは、もう少し積極的に参加者が交流する機会があればということ。例えば、参加した日本の院生は台湾や韓国の院生と言葉を交わしただろうか。私はできるだけ話すようしていたが、院生にとっては(言語の)壁があるようである。来年は新潟大であるそうだが大変だと思う。台湾サイドは引き受けたからにはすべてちゃんとやるという態度だった。
学会ではまず基調講演があったが、数学や物理など専門外のものは当然あまりおもしろくなかった。その後、数学、化学、物理、生物、地学に分かれて、教官と院生の発表があった。私も味覚について講演をして座長を務めた。なぜか教官の講演が多くて院生の発表は少ないように感じた。九大の生物から院生は1人だったが、新潟大は3名だった。
分科会ではいつもは聴くことがない発表はおもしろかった。次世代シークエンサーを用いて配列を手当たり次第にリードして微生物やウイルスを同定するというやりかたで、キムチ、ザワークラウトなどの発酵食品に含まれる微生物やウイルスを同定していた。キムチを食べる時には何百種類の微生物とウイルスも食べていることを知った。また、海の中は微生物やウイルスの宝庫でおびただしい種類がいることも。ウイルスの30%ほどは未同定のものだった。
ホテルでのバンケット
最初の日はホテルに戻って豪華な晩餐会があった。出された料理はとても美味しかった。たいてい食べきれないほどの料理が出るが、残ったものはパックしてもらって持ち帰りにしていた。米国では"Can I have a doggy bag?"というが、台湾でもこの習慣があるようでした。
六合夜市
2日で学会は終了した。夕食は大学でのケイタリングだったので早くホテルに戻り、新潟大の人たちと六合夜市を歩いてから地下鉄の美麗島站のステンドグラスの「光之穹頂(The Dome of Light)」を観た後に、ホテルの近くの東京酒場という店でビールを飲みながら歓談した。
地下鉄美麗島駅
翌日はエクスカーションがあったが参加しないで、早起きして6時から朝食を食べてタクシーで高雄駅に行き地下鉄で左営に向かい新幹線で台北に戻った。中央科学院分子生物学研究所に向かった。知人のラボを訪問してセミナーをすることになっていた。中央科学院にはあらゆる分野の35の研究所があって、そのうち7つほどが生物に関するという。たぶん日本の理研レベルの研究所だろう。訪問者のセミナーは毎週行われているようだった。セミナーの後はラボで数人の院生から最新の研究成果を説明してもらったが、すべてとてもすばらしい研究内容だった。
セミナーの後は夕食会だった。6人のneuroscientisと食事をした。2人は上海からの中国人で明日から学会に出るために来た方だった。台湾の研究者と中国の研究者が何の壁も無く仲良く談笑しているのが見れてよかった。店の方とも楽しく話していた。上海よりも台北の方が物価が安いという。その店には輸入ビールしかなかった。上海から来た人が台湾のビールが飲みたいと言ってお店の人が買って来てくれた。しかし困ったことは、会話がすぐに中国語になってしまったことである。英語は皆がペラペラなんですが。
時差が1時間あって、2時間ほどで桃園空港に到着、入国審査もスルーだった。ATMで適当に台湾ドルをおろしてバスで新幹線の駅に移動。バスの中の雰囲気から異国だった。桃園駅の窓口で左営までの切符を購入。
台湾高速鉄道は日本の新幹線を導入したものだから新幹線とほとんど同じだった。高雄の手前の左営までの路線である。(高雄駅では工事が行われていて、もうすぐ高速鉄道の終点は高雄になるらしい。)新幹線を降りて在来線で高雄に行こうとして自販機で切符を買おうとして迷っていたら「複雑だから窓口で買った方がいいですよ」と親切に日本語で教えてくれた台湾の方がいた。
改札を通るとその方がいてホームまで案内してくれて、この列車に乗るといいよと教えてくれた。何をしに来たかとか、住んでいるところとかしばらく雑談し ていた。昔、仕事で日本に来ていたそうで、日本語がとても流暢だった。高雄で下車するとタクシー乗り場まで案内してくれて、家がホテルの近くだから一緒に 行きましょうと誘ってくれた。ホテルで降りて周辺のことを説明してくれた。このような親切な人に会うことができてほんとに幸せだった。
夕食はホテルの近くのたぶん少し高級な中華料理店を見つけて入る。英語、日本語が全く通じなかったけど、店の人のお勧めの美味しいお料理を楽しんできた。物価はだいたい日本の1/3ほどの感覚である。
台湾の方に夕食は家で料理しますかって尋ねたら「時々ね、週末にスーパーで買ってきた食材があるときにね。いつもは安い食堂で食べてる」ということでした。ただ、別の人に聞いたら学生は家で食べることが多いと言っていた。
孫文が設立
中庭のカフェ
翌朝8時にホテルからバスで会場の大学に移動した。国立中山大学は、海沿いの山の麓にある美しいキャンパスだった。山にトンネルがあって地下鉄の駅から歩いていく場合はそこを通る。 ある国際的なランキングによると国立中山大学は九大より上だった。この大学は孫文が設立し、中庭の中央のドームにブロンズ像があった。
今回が2回目だというこの学会に参加してみて感じたのは、もう少し積極的に参加者が交流する機会があればということ。例えば、参加した日本の院生は台湾や韓国の院生と言葉を交わしただろうか。私はできるだけ話すようしていたが、院生にとっては(言語の)壁があるようである。来年は新潟大であるそうだが大変だと思う。台湾サイドは引き受けたからにはすべてちゃんとやるという態度だった。
学会ではまず基調講演があったが、数学や物理など専門外のものは当然あまりおもしろくなかった。その後、数学、化学、物理、生物、地学に分かれて、教官と院生の発表があった。私も味覚について講演をして座長を務めた。なぜか教官の講演が多くて院生の発表は少ないように感じた。九大の生物から院生は1人だったが、新潟大は3名だった。
分科会ではいつもは聴くことがない発表はおもしろかった。次世代シークエンサーを用いて配列を手当たり次第にリードして微生物やウイルスを同定するというやりかたで、キムチ、ザワークラウトなどの発酵食品に含まれる微生物やウイルスを同定していた。キムチを食べる時には何百種類の微生物とウイルスも食べていることを知った。また、海の中は微生物やウイルスの宝庫でおびただしい種類がいることも。ウイルスの30%ほどは未同定のものだった。
ホテルでのバンケット
最初の日はホテルに戻って豪華な晩餐会があった。出された料理はとても美味しかった。たいてい食べきれないほどの料理が出るが、残ったものはパックしてもらって持ち帰りにしていた。米国では"Can I have a doggy bag?"というが、台湾でもこの習慣があるようでした。
六合夜市
2日で学会は終了した。夕食は大学でのケイタリングだったので早くホテルに戻り、新潟大の人たちと六合夜市を歩いてから地下鉄の美麗島站のステンドグラスの「光之穹頂(The Dome of Light)」を観た後に、ホテルの近くの東京酒場という店でビールを飲みながら歓談した。
地下鉄美麗島駅
翌日はエクスカーションがあったが参加しないで、早起きして6時から朝食を食べてタクシーで高雄駅に行き地下鉄で左営に向かい新幹線で台北に戻った。中央科学院分子生物学研究所に向かった。知人のラボを訪問してセミナーをすることになっていた。中央科学院にはあらゆる分野の35の研究所があって、そのうち7つほどが生物に関するという。たぶん日本の理研レベルの研究所だろう。訪問者のセミナーは毎週行われているようだった。セミナーの後はラボで数人の院生から最新の研究成果を説明してもらったが、すべてとてもすばらしい研究内容だった。
セミナーの後は夕食会だった。6人のneuroscientisと食事をした。2人は上海からの中国人で明日から学会に出るために来た方だった。台湾の研究者と中国の研究者が何の壁も無く仲良く談笑しているのが見れてよかった。店の方とも楽しく話していた。上海よりも台北の方が物価が安いという。その店には輸入ビールしかなかった。上海から来た人が台湾のビールが飲みたいと言ってお店の人が買って来てくれた。しかし困ったことは、会話がすぐに中国語になってしまったことである。英語は皆がペラペラなんですが。
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