2022年8月27日土曜日

多くの動物へのSARS-CoV-2感染が拡大しています

新型コロナウイルスSARS-CoV-2は、コウモリから人間に入ってきたと考えられています。感染が始まった頃に、ネコやイヌなどのペットにも感染するのですか?と問われたことがありましたが、当初、報告はありませんでした。

2021年の2月にイヌでの感染が報告されました。また、デンマークでのミンクの感染、香港のペットショップのハムスターの感染が報道されています。膨大な数のミンクが殺処分されました。

これまでの調査によって、SARS-CoV-2は、23種の動物に感染を広げていることがわかりました。35カ国での報告があります。感染が確認された動物は、トラ、ライオン、ネコ、イヌ、ゴリラ、オジロジカ、ハムスター、ミンク、カワウソ、アリクイ、マナティ、カバなどと幅広いです。

 

各種動物に感染を広げたSARS-CoV-2ウイルスは、変異を繰り返して、再び人間に戻ってくる可能性があります。なかでもネコ、イヌから人間への感染ルートがもっとも危険です。

緊急に必要なことは、SARS-CoV-2を含めて、人間と接触がある動物たちが有していいる全ウイルスのサーベイランスでしょう。動物から飛び越えて人間に感染しうるウイルスはSARS-CoV-2だけでなく多数あります。地球温暖化の影響で人間と動物たちの接触が多くなっていることも気がかりです。

すべての生物はウイルスと共に地球上で進化してきて、共に生きていることは、苦しみも伴うことです。鳥や羊や牛がウイルスに感染した場合、人間は徹底的に殺処分を行うことも。


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