The Omicron variant advances at an incredible rateと英国で報道されている。
米国のCornell大学では、900人ものコロナ感染者が出てIthaca キャンパスを閉鎖しオンラインに移行したという。感染の多くはオミクロン変異だ。
Cornell大学では97%の学生がワクチンを2回接種していてブースター接種を終えている人もいる。学生は室内でマスクを着用している。
それでも急速に感染が広がったことから、オミクロンの感染力はデルタよりかなり高いことがわかる。学生は若いので抗体産生は高いレベルにあると思われるが、ワクチンによるオミクロンの感染予防効果は低いと考えられる。
学内ではPCRテストを頻繁に行なっていたのに感染が広がったのは驚きである。重症化していないのはワクチンの効果によると思われる。
この事例から考えると、日本でオミクロンの感染が始まるとかなりのスピードで拡大すると思われる。重症化しないので大丈夫ではないかという主張があるが、ワクチンを接種していない人がどうなるかはわかっていない。また後遺症があるかもしばらくしないとわからない。
日本の国際空港での検査は感度が低い抗原テストなので、出国前のPCR検査時の後に感染した人を見つけ出すことができない。また、機内で感染する可能性は高いので、到着時とその3,6日後のPCR検査が重要である。感染後3日後からPCRで検出できる量のウイルスが増えてくる。しかし1週間以上の隔離は、隔離施設内での感染がなければ、意味がない。
しかし、すでに国内にオミクロンは侵入していると推測されるので、日本で感染が広がるのは時間の問題だろう。ワクチンを打てない人、打っても十分な免疫ができなかった人の感染を防ぐことが必要です。