2021年6月7日月曜日

第5波について

感染者ゼロを目指さない日本のやり方では何回でも波がくることを国の責任者はなぜ理解できないのか?これまでの波では毎回、新しい変異ウイルスが主流になっている。

5月中旬から感染者数は下降しているが、緊急事態宣言の解除予定の6月20日にはまだ下がりきれないだろう。第3波の時は全国の感染者が1000人ほどまで下降して解除し、2週間も経たないで再上昇している。少なくとも全国で100人以下になるまで待つ必要があるが緊急事態宣言を延長しないとできない。

デルタ(インド型)変異が日本各地ですでに広がり始めている。アルファ変異より感染力が強いので感染のスピードがかなり早いと予想される。6月20日に緊急事態宣言が解除されてからデルタが増加してきて8月にピークが来るかもしれない。オリンピックの時期に重なる可能性がある。

 
その頃に日本のワクチン接種率が30%ほどになると期待されるのが、感染を抑える効果はまだない。高齢者は接種を終えているので大丈夫だが、65才以下の人を中心に感染が広がるだろう。その波がどれほどの高さになるかはわからない。

人の動きを抑制している状態でワクチン接種率が40%を越える頃から感染は徐々に低下してゆくと推測される。

ワクチンの効果が全くなくなる変異ウイルスが出現するのはまだ少し先だろう。それまでに、あらゆる変異ウイルスに対しても有効な万能ワクチンが開発されることが期待される。



 ワクチンの接種数(上)と感染者数(下)を比較するとワクチンの効果がわかる。共に人口比の数字。

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