欧米でコロナの感染が収まってきているのに日本の感染者がなぜ多いのか?
その原因は、欧米では自然感染している人の割合が多く、例えば米国では60-80%ほどの人が自然感染しているが、日本は5%(2022年3月時点)ほどであるからです。
最近わかってきたのは、自然感染してワクチン接種をした人は「ハイブリッド免疫」が成立しており、ワクチン接種だけの人より免疫が強いことです。
ワクチンを接種した人でも、口腔、上気道の粘膜での感染の予防効果が弱いので、感染した場合、他者を感染させます。一方、自然感染した人は粘膜での抗体の量が多いので感染しにくいと思われます。
最近、欧米ではだれもマクスしていない、日本人はいつまでマスクしてるのだという発言が多いです。しかし、上記のように状況が違うのです。物事は単純でなくて複雑なのです。
欧米で感染者が多いということは後遺症の人も多いということで、これから深刻な問題になっていきます。だから、ワクチン接種してから自然感染すればよいと考えるのは危険です。ワクチンには後遺症の発生を抑える効果がありますが、完全ではありません。
今後の問題は、ハイブリッド免疫がどれだけの期間維持されるかです。それが弱くなってくると、再び感染が広がってくるでしょう。
急いで必要なのは、現在開発中の鼻へのスプレー式、あるいはウイルスのスパイクタンパク質のアメのワクチン(スプレーでなくて口の中に入れるだけで効果があることがわかった)を早く使えるようにすることです。
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