2020年4月15日水曜日

COVID-19との共生

COVID-19(SARS-CoV-2)の情報を追いかけてきました。これからどうなるかが大きな問題です。みなさんワクチンに希望を託していますが、ワクチンは上手くいかない可能性があります。まず、免疫が成立するかどうかです。一度感染した人が再度感染する例が報告されていて、免疫が成立しない人がいるかもしれません。次に免疫がどれだけ持続するかが問題です。ヒトに風邪を引き起こすコロナウイルスはすでに4種類知られていますが有効なワクチンはありません。さらに、COVID-19はすでに3つのタイプに変異していますので毎年有効なワクチンが用意できるかが問題です。集団免疫の成立が無理であれば、ヒトはCOVID-19としばらく共生を続けることになりますね。

今回の問題は、緊急事態宣言出されたが、その具体的なやり方、クローズする範囲を決めて訴えるために1週間ほど要している点である。なぜ、事前に決めておいて直ちに訴えることができなかったのか。医療崩壊を引き起こさない方策も事前に調査、検討して具体案を立案しておくことができた筈である。東京都と政府の協議も事前に行うことができた。1月から2月の間にこれらの問題に対処するグループを立ち上げてやっておくことができたのではないか。さらに、数理モデルに関する複数の研究者が共同研究で予測を立てる。新規の感染者のウイルスの遺伝子配列の網羅的解読と解析が必要である。


日本での感染者の増加は中国や欧米の流行から遅れていたので、準備しておくための情報も余裕もあったはずなのに、なぜ今になっても決められないのか全く不可思議である。

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